2016年2月18日木曜日

女子縄会、そしてS女から見たSM史(軽めに分析)

今年のバレンタインは、緊縛師の忍さんの女子縄会に参加しました。
私は忍さんの「F」、そして「緊縛男子」の写真集持ってます。

S女的に癒される素敵な作品をつくられている忍さんを私は応援しています。
この作品達は日本のSM作品史の中で、大きな意味を持っていると思います。
元プロ女王様で現緊縛師がつくるM男系作品に需要があり、人気があったことに現代らしさがあり…
これは私には凄く嬉しいことです。

前回の記事で、日本女性もフェミニズムの恩恵で各種の抑圧から解放されてきてよいと私は書いてますが…
まだまだ抑圧はジェンダー先進国に比べたら強いです。

日本も北から南迄広く、都会と田舎の違い等土地柄での色々あるとは思いますが…
女性の主体的な欲望を嫌うある種の層は一定数います。
女性の進出が男性支配の最後の砦の「エロス」に出てくることに、脅威と反発抱く方が存在することは前々から知っていますが…
(古くは、瀬戸内寂聴先生が業界から干された時代から)

「エロス」の中の「SM」というジャンルにもそれは存在しているでしょう。

ですから、S女向け作品が出てきていることは社会的にS女の存在感のアピールになり素晴らしいと強く思います。
S女の存在が肯定的に捉えれる様になり、M男も旧来のジェンダーロールから解き放たれれば…
これからの時代のS女&M男は更に生きやすくなるのではないか…と未来を読むと楽しくなります。

谷崎先生や沼先生の時代の『S女の存在自体疑問視されていた』頃から比べると、現代はSM(femdom)はかなり開かれた様にも思われます。
ですが、私の実感では旧来のジェンダーロールの真逆のS女(とM男)はまだ生き苦しいものを抱えているのではなかろうか。

年齢別での人口ボリューム的な見方をすればSM(femdom)は斜陽になる見方もありますが…
(まぁ日本自体が衰退しているので相関して当たり前な様に感じるが)
日本の若い世代が、新たなSMの空気の中で化学反応を起こし、成長カーブを新市場で描いて欲しいと思います!


↓女子縄会では、忍さんの華麗なる手さばきに圧倒されました。本当にかっこよかったです。
(※忍さんは肖像権等フリーだそうです)


私もS側として学びの為の受け手経験すべく、忍さんに縛られ吊られました(苦笑)。
緊縛は、SMの中でトップレベルの危険性高いプレイだということが受け手経験して深く身にしみました(黄金以上の健康被害リスクがある様に思われる)。

知識の無い初心者が見よう見まねでやってはいけません。
必ず講習会で習うべきプレイだと思います。

女王様達が緊縛する際に、もの凄い神経を使っていることが分かりました。
例えるなら、手術中の医師レベルの責任感・緊張感が緊縛プレイ中にかかっている。


しっかし…受け手経験してみても、マゾの人の気持ちは本当に分かりません…。
縛られた姿を見るのは萌えるのですが(笑)。
緊縛は鞭並みに才能やセンスの必要なプレイですが、地道に練習していこうと思います。


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