2016年3月2日水曜日

真面目に語る。人生、絵。

現時点(2016年3月2日)で私のこのブログは、まだ構築途中であり準備中です。
ヘッダー画像も他の絵師様の好きなM男キャラを仮で設定させてもらっています。

私は準備中の絵師です。2011年に自由業開業した途端に、家庭の試練に巻き込まれ仕事どころではない逆境に追い込まれました。
自らのサディスト自覚には、この試練の最中の20代後半でした。仕事ビジョンにも悩んでいた大スランプ中の時に気づいたのです。

可能な範囲で私の人生を語るならば……
私は10代の学生時代には絵の世界で食べていく強い目標が無く、美大に行こうにも大変な苦学になるので高校卒業後すぐ就職しようとしたかなりの田舎階級出身の育ちです。
階層での経済的な面だけでなく、成育時代の家庭の劣悪さで若い時は深いメンタルヘルス問題や生き辛さも抱えていました。

SM性癖者は、先天的な要素(気質)もある(強い)のだと思いますが…
私は後天的な要素(環境)でサディストになってしまったと自己分析しています。

表では正気で真面目だとしても、SM性癖者は心理的トラウマや心の深い闇を抱えた人間であると、自らの実感から思います。

未熟ですが正直なところ、私は親にサディストに生んでくれて育ててくれて感謝とはまだ思えてません。
私のS女人生が幸福になるかどうかは、これからの私自身の手に掛かっているのでしょう。

S女は『マイノリティー(SM性癖者)の中のマイノリティー(少数派)』であり、異端の存在です。
異端者の人生は孤独と逆境で苦しい道のりだとは思いますが、それでも幸せなっている先輩達を励みにして努力するしかありません。

そして私はS女一個人として幸せになるだけでなく、絵を通してfemdom界の方達を幸せにするお仕事が出来れば……
と使命感の様なメンタリティも持つようになりました。

『femdom絵とは、一体何なのか?』を考えることは「SMとは何なのか?」を考えることでもあるので…
SM未経験な自分では「迫力あるfemdom絵は描けない。嘘臭くなる」思い、取材に挑戦&敢行しました。
私費取材で元プロ女王様をクロッキー(速描)&インタビューしたことは大きな気付きになりました。

私はマゾではないのでマゾの心理が本当に分かりませんでしたが…、マゾがサドの何に反応するかは、多少掴める様になったと思います。

あるM男さんから頂いた『マゾ男性を救えるのはサド女性のみだ。サド女性はカウンセラーでもあるのだ』というお言葉に私は胸打たれたりしました。


女王様絵は、M男の琴線に触れなければなりませんし…
M男絵なら、S女の心を掴まねばなりません。

多少でも本物のS女の絵描きが描くfemdom絵が(S女絵師は今は沢山いるので)、
同じ嗜好者の癒しになれたら幸いだという気持ちで精進&勉強しようと思います。

これからもよろしくお願いいたします。

4 件のコメント:

  1. ほとんどのS女&M男は、自分の性癖を受け入れ、否定せず、その性癖を愛していると思います。
    ですから、「救う」とか「癒す」とか考えずに、楽しんで精進して欲しいですね。
    結果的に、それが全てのSM愛好家に喜ばれるはずですから。
    あのマルキ・ド・サドにもM性はあり、娼婦達にお金を与えて、自分を鞭打たせていました。
    彼もアナキストでしたが、そうやって、拘りなく楽しんで生きていたので、自由に作品を書けたのだと思います。

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  2. 訪問&コメントありがとうございます。
    個人的にS女もM男の存在に救われていると思います。
    現代で出来る範囲のSMが楽しめれば人生充実度的にも幸せなんだろうな…と思います。
    地方とかにはSMクラブも無く、簡単にパートナーも見つからず苦労する方も居る様です。
    ある程度都会で、緊縛講習会にも参加出来る自分の運の良さに感謝ですね。

    私のこの3/2記事は、無いものねだりの恨み節が入ってしまってて…(逆境とかに)、今読むと未熟で恥ずかしいです。
    自分がSM的に多少恵まれていることを、絵でシェア・ギブしていければな、と思います。

    余談ですが、S女はS女らしく生まれると誇れるのかもしれませんね(高身長で美貌の持ち主で)。私はM女に見える容姿らしいですから(優しそうな)、なんかアレだなぁ…とか思います。

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  3. 読み応えのあるブログでつい一気に読ませて頂きました。

    >>表では正気で真面目だとしても、SM性癖者は心理的トラウマや心の深い闇を抱えた人間であると、自らの実感から思います。
    という一文は痛いくらい共感ができました。

    僕は小学生の頃からMを自覚し、SM雑誌や小説を読み漁っていた多分先天的なM男です。
    自分の性癖に対してコンプレックスはかなりあり、周りと性の会話を共有できない後ろめたさや、マリノリティーであることの罪悪感から、性癖を受け入れられず、バレることを恐れて、後ろ向きな日々を送っていたこともありますが、ネットの普及のおかげでSMに対して以前よりも市民権が増したことや、年齢を重ね余裕が少しできたのか以前よりは上手く自分の性癖と付き合えるようになった気がします。

    ただ、無いものねだりですが、ネットの普及と同時に秘匿性が失われた寂しさみたいなものも感じますが…笑。

    僕もブログを書いていますので、もし良ければご覧下さい。(変態ブログのくせに恥ずかしさと、此の期に及んで自分の変態性を曝け出すことの抵抗から、本格的なSMではなくかなりライトな内容のものしか載せていませんが…)

    http://mdanshi.blog137.fc2.com/

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    1. しょう様。訪問&コメントありがとうございます。
      性的マイノリティーであることは大変ですよね。
      (男性優位な社会のせいで)M男さんだからこそ悩む苦しみは、S女も理解しなければならない部分です。
      S女もそれで悩んでる面はあります。M男も男尊女卑だったりしますから。
      かといって、S女は本当の意味で男性を下にみている訳ではないです。
      性的な興奮のツボが逆転してるだけというか…。

      しょう様の今後が素敵なM男人生なること願っております。
      ブログ紹介ありがとうございます!

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