アメリカの黒人差別も恐ろしいな…というネット記事を見つけました。
— ローリングストーン日本版 (@rollingstonejp) 2016年7月20日
「なんでだ?」という気持ちである。
人間らしい行動すること自体が、特権もつ白人側には腹立つのだろうか?
母親から聞いたブラジル話では、当時ブラジルの歌手達を守る意味でアメリカ音楽(ポピュラー)の進出を反対した時期があったとのこと(産業保護の観点から)。
それでもブラジルにアメリカ音楽は入ってきましたが…ブラジルの白人はビートルズを聴き、ブラジル黒人はマイケル・ジャクソンを聴いていた。らしい(母の観察してた範囲では)。
まぁ人種の分断社会は仕方ないよなー…と思うエピソードではあります。
ジョン・レノン氏がオノ・ヨーコ氏と結婚した時は、ブラジルでもまぁ反感的感情はすごかったようです。
オノ・ヨーコ氏は、名門の超お嬢様ではあるが…
それでも白人スターは白人世界の宝物であるから、色々と白人側にはつらいものがあったんだろうな…と思います。
ジョン・レノン氏といえば、音楽とは全く無関係なんですが…
母の結婚前のお話でいつも聞かされていたネタがあります。
ブラジル時代の母には、ジョン・レノンさんに似た白人男性友人がいた(彼をHさんとする)。
黄色人種の母に対し、お兄さんの様に優しくよい方だったようです。
母とは、ボーイフレンドなんじゃないか?と聞いてて感じるんですが…
「H氏は優しくて白人女性皆から人気で狙われていたから、私は告白もなにもしなかった」
と、母は臆病な言い訳を今でもしたりします。
私は「はぁ?人気がある男性こそが立派な男性なんだからアタックすりゃいいじゃん」と
思うんですが、日系人親戚からの大反対の恐れや白人の攻撃からの恐れからの逃げだと
母をとりあえず理解してます。
そして母は、お見合いでとんでもない男性と結婚することになります(私の父)。
このことがそのH氏の話を、母がよく私にする経緯になったのです。
同じ人種と結婚したのに、ものすごい不幸になりましたから、
夫(私の父)の愚痴ついでに、あったかもしれなかった幸せ(H氏のこと)を幼いころから私に言うようになりました。
田舎の家長父制の強制結婚みたいな感じですから、母は被害者面の弁はものすごかった。
母の話と比べると、一時話題なった海外出身の演歌歌手のジェロさんの祖母を思い出します。
ジェロさんは、クォーターの方です(私はこういう表現が日本特有で好きでないが)。
ジェロさんは母方の祖母が日本人で、祖父様と祖母様は人種違いの結婚ですがお幸せそうです。
そこに私は衝撃を受けた。
結婚の失敗なんてどこにも転がってる話ですが…
母の話を聞くと、思いきって人種の壁を破ってた方が幸せになっていたんじゃないか?と
とても切なく苦しくなります。
同じ人種の人格問題ある方より、違う人種の優しい方のがいいに決まっている。
国際結婚だとか人種違いの結婚で、悩んでいる方が居たら…是非私の母のことを参考にして欲しいですね。