S女×M男のSMでは、格闘技プレイ系のマニアな方もいるだろう。 私は運動神経が無く、しても散歩・ラジオ体操・ストレッチの類の健康維持系しかしない。 格闘技SMプレイにはほぼ興味が無いのだが… リオ五輪が近いということで、ブラジルの格闘技「カポエイラ」について書きたいと思う。 カポエイラは奴隷発祥の格闘技である。 私は実は、ブラジル出身である。 ブラジル育ちの親から聞かされてきたカポエイラの話はとても身近であり、哀しみの歴史から生まれたことに対して切ない気持ちを抱いていた。 格闘技は基本的に、哀しい歴史から生まれることが多いといわれる。 カポエイラは、黒人奴隷から生まれた(wiki)。 その強い特徴は、ブレークダンスの様に見える部分だ。 この個性こそがカポエイラの持つ切ない部分であり、親から話を聞いて私は強く胸を打たれていた。 それは主(白人)から、身体を鍛えていることを隠すため…見破られないためにダンスに擬態していたのがカポエイラが生まれた背景だ。 過酷な立場である、奴隷の反逆・防衛の策。 格闘技の発祥・背景話にはよくある話なのだろうが…私はとても切なく感じた。 私の母は自らの、ブラジル社会の中で育った当時のことを、子どもの頃から私によく話した。 人種差別等…の辛い話なんだが、それ等は私に強い影響を与えた。 わかりやすい差別はしなくても無意識レベルで人種間には序列があること、白人の中にも序列があること…を、教わった。 極東アジア系(日本人等)には意識的・無意識的に、黒人を下に見てる方もいるだろう。 白人と黒人の歴史的関わりは長く、それと比べて短いアジア系が、 白人支配国での無意識的人種序列の最下層に近い存在であることを知らない方がいるな…… と私は日本で育ってきて感じてきた。 「日本人って、黒人を下に見てるなぁ…。世界基準知らないんだ?」と正直思っていた。 この無意識序列は、新大陸移民国アメリカでもあるようだ。 この部分を知っている私は、人種序列の「下」の存在である黒人奴隷と日系人は近く似た様な立場なので… カポエイラの話を思うと強く胸を打たれるのだと思う。 「同族意識」的共感な訳だ。 リオ五輪でブラジルは注目されている。 名誉白人意識の純粋な日本人には不快かもしれないが… とある日系ブラジル家系の日本人から見た「カポエイラ」に対する目線もふまえて、リオ五輪そしてブラジルを眺めて欲しいと個人的に思う。
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2016年7月19日火曜日
リオ五輪に向けて…奴隷のダンス、そして日系人
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