SMプレイでM男がS女に平伏しているのは、自らの性的興奮のためなようです。 普段の日常で、私が平伏したいと思う時は…物凄く尊敬出来る人のみです。 『この人、ものすごい人格者だな。』 『凄すぎる。私には出来ない』 『いい人過ぎる』 …位でないと無理です。 身近では、軽い知人ですが… 草の根市民活動家の女性でした(※人工芝ではない)。 経済的に余裕は無いのに(苦しい方)、私費持ち出しでチラシ等をつくり啓発していく。 彼女はまだ新人な方…と言ってましたが、とても行動家で経験を積んでました。 「子ども達が生きやすい社会にするためには人生捧げる(犠牲にする)覚悟はある」 と表現していて本気で凄い・かっこいいと思いました。 仕事もし、子育てもし、草の根市民活動家もしている。 息抜きで趣味も楽しまれてますが… 毎日ハードスケジュールこなしていて… 本当に尊敬しています。 ある種の人から見たら偽善と思うのかもしれませんが、私はこのような方を本当に尊敬します。 その女性は、実は片耳が難聴です。ハンデを持っている。 厳しい試練や困難があった方は、他人を救いたくなる心理傾向が強いことは知られていると思いますが… やはりやらない方はやらないので私は尊敬するのです。 私は親がハンデ持ちですが、全くそうではないことを間近で見ているので…そう感じます。 他に私が尊敬するパターンは… 博愛な方で養子をもらい育てている方も素晴らしくて尊敬します。 海外のキリスト教圏だと割とよくあることかもしれませんが、日本文化ではまだ困難もあるので… 心豊かで素敵だな…と思います。 他だとお金は儲からないが人権活動に熱心な弁護士さん等でしょうか。 このような凄すぎる方達には、本当に尊敬の念を持ちます。 そして同時に、 『この様な人と比べたら、私はゴミクズだよな…』と劣等を感じ惨めな気分になる。 種類は違いますが…日常での個人的主観から、Mの平伏す気持ちをどうにか想像しています。 プレイ友人のM男さんから『SMを単に楽しいからやるんでなく、SM格言等を真面目に考え捉え模索等をしっかりしている方が理想のS女様』と表現してました。 それ聞いて、S女をメンタル面で選ぶ基準持つM男はいるんだな~と思いました。 若い美貌に単に興奮しているだけのM男だけじゃないのね…と、安心しました。 SM界隈にいて「崇拝と蔑視は同根の心理」の指摘は本物だと初めて身近に実感しました。 フェミ界隈で語られてることですが「女性を崇拝しているフリして搾取する男性社会の論法」があると。 これを私は元々、母性神話論争で理解していました。 母というものをやたら理想化・神格化し、数々のものを強制する。 母が人として当たり前に持つ弱さ・持つべき自由を認めさせない、ものすごい抑圧の方法です。 歴史的にもこれは昔から政治利用されている。 私がそれをSM界隈で感じたものは、女性としての生き辛さ論争でした。 M男さんは基本的にはルッキズム、エイジズムを内面化していて… それで女王様・S女に平伏している方が多数だと思います。 これは、女性が長年闘ってきた分野なので…途端に真面目モードになりました。 女性上位に見えるが、容姿・年齢等で強烈に差別されるのがfemdom界だと。
ものすごい男性社会です。 勿論、私も『美』というものは「モラル・道徳」の価値観を超えてしまうものだということは、絵を描くので理解出来ますが… 自分がそういう面で市場商品化される経験は、ほぼ無かったので違和感を感じました。 軽い浅いタイプの恋愛も好きではないですし、私の持つ価値観は前半に書いた様に人格的に素晴らしい人を好むからです。 私はイケメンにもミーハーに反応しますが、ちゃんと男性として好きになる方は中身重視でした。平凡容姿でも好きになればかっこよく見える訳です。 M男探しの面談を集中的にしていた時の私は… 私に対し、単に人並み位の容姿や若さ(年齢)に平伏すM男を肯定出来るのかが…不安になりました。 『きっと尊敬出来ないだろう…』と思いました。 内心、実際に本当に「コイツはゴミクズだ…」と思ったM男をSM的に虐めることは出来ないです。 信頼&尊敬の無い友愛・恋愛感情無き相手を虐めるのは、こちらも精神ダメージを負います。 多分、その感覚は非行少年達がホームレス暴行するのに近いんじゃないか?と推測します。 心貧しい目線で蔑視した相手を虐めてしまうのは、SMではない。
心理学でいうストレス反応(失敗した防衛機制・行動化)かもしれない。 若く純粋さと人の良さを感じるM男くんに「プライベートでのSMのみでいいの?」と訊きました。 彼は、天真爛漫キャラなグロSM好きのS女友人に振り回されてる感じで、見ていて微笑ましい二人です(知人~友人の関係)。 「(それはS女が)楽しんでるところ見るのが嬉しいから」と答えてくれました。 M男として素晴らしい返しに、感動しました。 サービスマゾで、素敵なM男です。 そういう真の奉仕があるM男をS女は真に尊敬し、本当の心・愛あるSMが出来るのだと私は思います。 余談ですが… 運良く、私の価値観でものすごく尊敬出来るM男(生き方・仕事内容等)と出会ったら、ものすごい倒錯になるかと思います。 M男に平伏すS女として、何がなんだが?状態になる気がします…(苦笑)。
興味深く拝読させて頂きました。
返信削除愚見を申し上げますと、「平伏する」(崇拝すると同義語と捉えていますが)というアクションは、主体的にはなかなか出来ないものです。
たんに「好きになる」のと異なり、それなりに理由づけ(動機)が必要で、感情や気持
だけでは動けない。
そこをあえて美学上の見地から平伏してしまいたい!と思えるかどうかがマゾヒズム、またはFemdom思想との分かれ道になるのだと思います。
昔、若い小娘に言われてショックだったのが、
「崇拝したい人がいるから崇拝するのでなく、崇拝したいだけなんでしょ?」という言葉。
普通の日常生活とSMがリンクしていない場合、つまり通常の人間関係に崇拝や平伏というフェティシズムが介在しない場合は、普通にリスペクトするだけです。
例えば、自分にはしたいと思ってはいても、大人の事情もありとても出来ない政治や人権活動などをしている人を尊敬はしても、平伏できるかどうかが問題となる。
そういう人(女性)が、もの凄い美人で女王様フェロモンをまき散らしていたら平伏できるかもしれないが、そうでない時はどうなるのか?
例えば僕は蓮舫さんを崇拝できません。(尊敬しているかもしれないけれど)
逆に、見た目では美しくて崇拝オッケーでも、中身が最低でゲスの極みの美人もいる。そういう人には崇拝も平伏もできない。
最初に発生する問題が、美しいのか、醜いのか。
それは、ルックスと内面との両方で問題となる項目であり、一筋縄ではいかないでしょう。
homerさん、コメントありがとうございます。
削除…なんかS女・女王様って大変だな、って最近すごく思います。
尊敬や崇拝心理って一体なんだろう?どうしたらいいんだろう?とか考え出すと、悩みに陥ります。
六反先生がマゾ夫さんに「(彼の)偶像を壊さぬように」と料理を頑張ったエピソードが亭マゾ内にありますが、M男さんが求めるのはそういうものだけなのかな?とか思ったり。
料理を頑張る、というのも古来の性別役割のままですから、ますますわからなくなったりしましたね…。
内面で尊敬させる・崇拝させるって一体なんなんだろう???と。
私は経営者マゾもプレイ友人候補にいますが、「立場上、ストレスがもの凄い。SMをすることで甘えたい」と言われると…彼とのプレイには責任・覚悟いるなぁ…と本気で彼の人格にも向き合わないと、と思うんです。
まずはそこからコツコツやることで、友愛が育っていき関係が長く続くんじゃないか…と勝手に思ってます。
今のところは、M男の内面の深い部分まで向き合う・付き合うことが尊敬に繋がるんじゃないのかな…と。地道に人情を積み上げていくことしかない、的な。
フェミニズム的にfemdomは分析すると面白いジャンルだなぁ~とか思います。そんな論客(学者等)でてこないかな?と思います。