2016年6月8日水曜日

暴力反対の表現規制派とネット会話した話。…そして、言いたいこと。

一応SMはエロスの世界です。私はハードなので、SMをグロとも思っていたりします。

メディアでのエログロ表現の点では、常に批判的な論争が起こっています。
ミステリー・トリックを楽しむ殺人事件系の推理モノ作品も、大変真面目な方から批判されていたりする。

「安易に殺人表現するな」と。

そしてAV界隈は更に難しいことなっている。
特にS男向けのSMのAVは、フェミニズム・女性人権問題が関わるので…私も難しい気持ちになることがあります。
私はS女なので(今のところS性のみ)、S男向けのSM動画は不快なので見ません。

しかし、S男さんM女さん達の存在・気持ちもわかるので…否定はしませんのです。

先日、ツイッターでとあるメディア職の女性に声をかけました。

その女性は、S男向けのハードSM・AVに大変怒りを持つ方で、表現規制派の考えを持つ方でした。
なので「M男向けのハードAVはどう考えてますか?」と質問してみました。
答えは「暴力反対なので、M男向けも反対」だと。

私はSM愛好家として、当人達はそのプレイが幸せなんです…と伝えてみました。

そこから…彼女とのやりとりで、私はSM・AV表現がノーマル女性に被害を与えていることを学びました。


リアルとファンタジーの差がわからないだろう認知能力に問題がある浅薄なS男性からの、SM色あるセックス強要に傷ついている女性達が相当居るようです。
それを聞いて大変悲しい気持ちになりました。

そして…SMのマナー・ルール(信頼関係等)知らない半端な男性が真似るんじゃない、と怒りを覚えました。

が、そのメディア職の暴力絶対反対の表現規制派女性は、私がSM愛好家(S女)であるので…
「あなた達、SM愛好家達のためにあるAVの影響で色々被害が起きているんです!
映像で暴力を学習し、拡大再生産されていることへの害について知ってください。
ノーマル女性に迷惑かけてる責任負えますか?(要約)」と言ってきました。

私は返す言葉がありませんでした…。

とにかく、マニア同士のクローズな世界にするしかない的な考えしか思いつきませんでした。
まぁ今もクローズな世界なんですけどね。


以前の記事「モテマゾ紳士に必要なこと」にも男女マナー・モラルについては書いているんですが…
この記事では、更にプラスして書きたいと思います。


◆ノーマル女性が彼女・妻で、SMに興味ある男性の方へ…

AVはあくまでも娯楽ファンタジーであって、女性を皆M女という勘違いをするんじゃない。
基本、大抵の女性はノーマルです。

ノーマルセックスもSMも、要はコミュニケーションです。

SMですら、ハードプレイはS側が強要出来ない部分あるんだから、それはノーマルでも同じ。


リアルでSM愛好家として生きていきたいなら、SM界でどうにかやっていくことを考えてください。

SM・AV観て、ちょっと真似したい…でノーマル女性に不快体験させないでください。

ちょっとしたい位ならM女がいるSMクラブで試し遊びしてください。

本格的なSM愛好家の立場を危うくするな。

5 件のコメント:

  1.  こういうこと、正直あまり書きたくないのですが、「とあるメディア職の女性」の所感や意見は、真摯に受け止めるべきものとは思えません。


     ノーマル女性に被害を与えているのは、浅薄なS男性でしょう?

     そういう人達に影響を与えている環境を批判のターゲットにするのは違和感があります。

     SMに含まれる(AV作品も含めて)マイノリティの文化・芸能・風俗・サブカルチャーを代表する属性に対する差別・偏見です。

     あたかもSM愛好家が、ヘイトスピーチを規制されて表現の自由を訴えているかのような視点を持っている印象ですが、違うと思います!

     大昔に有害コミック(ハレンチ学園)を糾弾したPTAと同じレベル。

     SMでは、本当にパートナーが嫌がるがることはしません。

     「嫌だけどイイ」という微妙なグレーゾーンを、お互いにわかった上での信頼性なくして、BDSMにおける支配と服従の構図は成立し得ない。

     このような基本的な常識を知らずに、ノリでSMを気軽にやってしまうから、トラブルになるような気がします。

     それから、信頼関係が築かれる前に行われるNGプレイはトラウマになりますが、いったん信頼関係が固まれば、多少のNGプレイは気にならなくなる。そういう面もあります。

     暴力的で「不適切な」なSMは、そこら辺りを誤解しているんじゃないかな。

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    1. homerさん、コメントありがとうございます!泣けます…。
      S女&S男のハードSMのAVって、難しいな~と思ったんですよね。
      リアルで出来ないハードプレイを映像で我慢する面もあると思うので…いいじゃん、とか私は思ったんです…。

      規制派の方に伝えるほど『SMに理解示せと貴女(私のこと)は強要している』と言ってきて、もうどうしたらいいんだか…って感じでしたね…。
      ですから、AVに「これは娯楽用のファンタジーです。実際のプレイにはリスクあります。ご注意ください…」等のテロップ付けたらいいんじゃないかな~とか思ったり…。

      その女性に『暴力拡散させ他の女性を巻き込まないと成り立たない趣味なんて、身勝手』とまで言われて…なんか私、SM愛好家代表としてキレられました。

      いっそのこと、M女に訊いてくれ…と思いました…。
      絵描きとしても、色々と考えさせられる機会ではありました。

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  2. 僕はこれでも一応表現者の端くれなので、今まで表現規制で辛い思いをしてきた事が結構あります。
    また、自主規制を迫るメディア側と表現者との葛藤を何度も目の当たりにしてきました。
    暴力的表現、猥褻的表現、弱者への差別表現…等々。
    これらは社会に悪影響を及ぼすから書くな、作るな、世に出すなというわけです。

    子供が残虐な事件が起こすと、漫画やアニメ、小説やテレビドラマ等のせいにされます。

    些細な理由で抗議を受けて封印されたりお蔵入りされ、幻となった名作が一体どれだけあることか。
    ヒステリックな抗議が何度も繰り返されるとメディアも慎重になり、やがて過剰な自主規制に入ります。そこで製作者(表現者)との対立が起こるのです。
    しかし、修正がなされないと世に出せないと言われてしまうと表現者側は折れるか、廃業するしかありません。
    作家の筒井康隆氏は表現規制に反発し一時期断筆されていましたが、この問題は表現者にとって深刻です。

    タレントの「嫌なら見るな!」発言で某テレビ局が視聴率を軒並み一桁台に落とし、危機的状況に陥っていますが、受け取る側には選択権があります。

    小さな子供の教育に悪いと思うなら子供に与えなければいいだけです。
    ある程度分別のつく歳になったら、何が悪いか教えて自分で選ばせてあげればいい。
    それが教育だと思います。

    AVというのは制作者も視聴者もほぼ男性です。

    元々、いかに男性を興奮させるかという視点で作られていますので、過剰な表現で女性が不快に思う事はあるでしょう。

    しかし、AV女優さんは誰に強制されたわけでもなく、自らの意思で制作に参加しています。
    彼女達にとっては大切なお仕事であるわけです。それを奪う権利は誰にもないはずです。

    AVで観たファンタジーをリアルに体現しようとする幼稚な男性達もいますが、パートナーの女性は嫌なら拒絶すればいいだけの話です。

    SMは双方の性癖を深く理解した上で初めて成立する特異な愛情表現であり、どちらか一方の身勝手な振る舞いはDVと一緒ですからそんな男とは別れればいい。

    僕は愛情の感じられないMビデオは途中で鑑賞をやめます。
    何が良くて何が悪いなんてボーダーは誰にも決められない曖昧なものです。
    受け取る側が取捨選択すればいい。それに尽きると思いますけどね。

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    1. mugiさん、コメントありがとうございます!
      話を変えてしまいますが、女性を感じさせるセックスを学ぶならせめて女性向けのAVで学んでほしいなァ…と思います。
      『男性向けAVは、自慰用の娯楽ファンタジー』であることはノーマルだろうが、SMだろうが強く言いたいですね。

      なので、受け手側の問題だと思ってたりしてしまうんですね…。認知能力問題ある受け手のためにテロップ付けてください、でいいじゃん…な感じです。

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    2. 返信ありがとうございます。

      作品中にテロップですか…
      テレビ番組等で昔、子供達に「危険なので絶対にマネしないで下さい」というテロップを入れていた事がありましたが、馬鹿なオスには成長してもそんなものが必要なんですね…
      失礼致しました。

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