私の去年の元彼と交際スタートしたのが去年の8月でした(過去記事に書いている人のことです)。
あれから1年経つのか…と、感慨深いです。
頑張って今年からSMの出会いの数もこなし、フェードアウトもしてきました。
単なるプレイ友人&真面目な恋活・婚活両方をSMでしてきて
SM愛好家で惚れれそうな男性は3人でしたが、うまくいかずフェードアウト。
気づきはちゃんとあって、自分の好みを把握&理解できるようになってきました。
お兄さんキャラが好きなようで、私が男性に求める要素はこの部分なようです。
疑似父兄感情を満たしてくれる男性を好きになる…。
昔から男性の好みが変わってないようです(ときめく度に毎回再自覚するんですが)。
私の初恋(※人格形成期頃)は、高校の男性担任教師(妻子ありの中年)でした。
昔から理想主義、懐疑主義的性格の私は(若い頃はものすごく強かった)教師という存在に不信感が強かったのです。尊敬できない人ばかりだと(人間がつまらない的な)。
でも、その先生(N先生)は生徒を抑圧したり枠に当てはめる感じの先生でなく…
人格に深みがあるなぁ…と、いい教師であることに気づいていきました。
元が教師嫌いでしたので強いギャップがあったんだと思います。
N先生が担任だったのは、高校1年だけです。
高校2・3年は、別の方が私の担任になりました。
連続して同じ担任でなかったことに、私は落胆してました。
それでも自分の感情に私は全然気づいていませんでした。
N先生に対して、人間的な好意から恋心を自覚した瞬間は今でも覚えています。
生物室で顕微鏡を使うことになりました。
私は顕微鏡の準備で、うまく対物レンズ(プレパラートに接する方のレンズ)をセッティング出来ず
オタオタしていました。
すると、それを見つけたN先生が…
「あれ大丈夫か?山田(←私の仮名の苗字)は
絵が描けて器用なのにこういうのは不器用なんだな」と、私の方はレンズを支えて
先生がくるくるとまわしてレンズをセッティングしてくれました。
N先生は、なんともなく私の手に触れていたのですが…
私はその時、自分の気持ちに驚いていました。
その瞬間に恋に落ちたのではなく、N先生と手が触れたことが嬉しかったのです。
『あれ?(N先生と手が触れて)私、何嬉しいと思ってんだ…?えっ?!えーーーー?!』
と、授業中に動揺しました(授業が頭入ってない…苦笑)。
それからは、純情片想い乙女な日々です(汗)。
N先生の顔を見れるだけで嬉しい。喋れるだけで嬉しい。
(担任でなくなったので、簡単に顔を見れなくなってしまった)
なんともない日々に、ちっぽけなことで幸せ・嬉しさを感じることが出来るのが恋の素敵なところでしょう。
だるい朝の目覚めが変わり、ワクワクして朝を起きれてる自分に気づく。
廊下を歩いたりしている時、無意識に目がN先生を探している自分。
書類等でN先生と同じ名字を素早く見つけ、それが別人と気づき「なんだぁ…」と
ため息をつく自分。
近くに接近出来るだけでドキドキして嬉しい自分。
N先生を一度も見かけれなかった日は運悪いと落ち込む自分。
勿論、妻子持ちの高校教師に告白なんて出来ません。
まさに村下孝蔵さんの『初恋』の世界です!(you tube)
N先生への初恋は、この曲が物語ってくれています。
この曲聴くと、懐かしい気分になれます…(泣)。
学生時代の片想いの名曲過ぎる。
N先生には担任でなくても、卒業まで見届けて欲しかったのですが
私が高3進級すぐ異動になることを知り…大変なショックを受けました。
受け持つ学年の生徒と一緒に持ちあがり、普通は卒業まで見届けていくのですが、
N先生が高1&高2で担任したクラスの生徒に退学者が1人ずついたことが立場的に
影響したみたいでした(まぁまぁ進学校なのに)。
容赦なく突然訪れた別れ。
感情を殺してましたが強い絶望を感じていたことを覚えています。
それから、なんと私はN先生に対する恋慕を約10年弱ひきずるのです。
「私を理解してくれ、荒削りの部分から私の未来を信頼してくれたのはN先生だけだ」と。
20代後半になり結婚適齢期で、ひきずっててはダメだとN先生の写真を捨てたりしました。
それで運が変わったのか…去年の元彼と出会うことになりました。
私は彼との初対面で衝撃を受けました。
私は重い問題を抱えていて、当時とある心理衝動で悩んでいたのですが…
彼がズバババババーーーンと深層心理分析をしてくれ憑き物を落としてくれたのです。
ヒーローが私の目の前に、私の人生に現れた…と思いました。
頭がとても良く頼りになる感じの雰囲気などに、私は強い尊敬の念で一気に恋に落ちたのです。
まさに「ラブ・ストーリーは突然に」でした…(クリス・ハートさん版のyoutube)。
短期間の交際で終わってしまいましたが…大失恋でした。
あれからどうにか痛みや黒い感情も癒えて、今どうにか想い出に昇華させようとしているところです。
N先生への叶う訳のない純情片想いとは違う、交際まで行った恋愛の大失恋は
初めてなので、なんだか大変。
SM恋活してるのは、強引に元彼を忘れるためにしているんじゃないか…?と、ある日思ったりした。
男性判断する時、元彼を基準している自分に気づく。
今年5月、恋愛になりそうな気の合ったM男君に「元彼のことまだ好きだよね?」と指摘されるが慌てて否定する。
今年6月、恋・婚活がうまくいかなくて占い師さんに運勢をみてもらい「まだ元彼さん好きなんだね…。自分磨きしながら忘れなきゃ」と図星指される。
今年7月、同窓女性友人と遊んだ時「元彼のことばかり喋るね。まだ失恋乗り越えれてないんだね。きっとその経験が表現の肥やしになるよ…」と慰められる。
そして、この記事もウルウルしながら書いている私…。
大失恋してよかったことは、数々の失恋の楽曲の切なさを深い部分から理解・共感できるようになったことです。
失恋した時は、失恋の曲を聴いてちゃんと悲しんで涙を流すのがよい…と、心理学的なアドバイスをどこかで読んだ気がします。
現時点のこの感情の正体は、正直よくわかりません。
失恋から立ち直る最終ステージの単なるセンチメンタルなんだろうか…。
別れ直後は黒い感情に支配されてましたが、それが落ち着くと…
交際未経験時代には分からなかった、1人でいる孤独を強く感じて大変苦しくなりました。
自分の生い立ち・悩み等の深い部分を知っている相手を失った辛さは、私を不安定にさせました。
私は元彼から、頼りになる部分から安心感をもらっていたことに改めて気づきました。
寂しさが体がえぐる様な感覚で襲ってくる。
元彼につくったメニューを自宅で無意識に作ってしまった時、幸せな時を思い出してしまい心臓にアイスピックが刺さった様な痛みに、のたうちまわる。
元彼には好きな動物のモチーフがあり、それをショッピングしてるお店で見ると、思い出して苦しくなる。
苦し過ぎて痛みから逃げていたのか…
失恋の涙を流せたのは(大号泣)、別れから2カ月後でした。
その時、やっと喪失にしっかりと向き合いました。
心情的にこの曲が合っている気がします。
タンポポ「ラストキッス」
(↑当時アニソンで知って、アニメ内の女性キャラの片想い曲として共感していた。
自分の失恋で共感するとは思わなかった(汗)。)
失恋に向き合うと、彼の好きだった部分が自分の中でその時になってから具体化され回想されていきました。
キッチンに立つ彼の後ろ姿の見るのがお気に入りになっていたこと。
人生経験からくる教訓気づきを何気なく会話に入れる喋り方。
匂い。
声。
チカラ強いハグ。
…。
鬼束ちひろ「眩暈」、女性側がもつ男性への萌えポイントを爽やかにサビの一部にしています。
最終的には、自分にも反省するところはたくさんありました。
彼からもらいたいばかりの恋愛になっていたように思います。
父からもらえなかったものを、彼からもらおうとしすぎてしまったとも思います。
恋愛は親子関係に強く影響される。
女性向け&男性向け恋愛小説・漫画には、カウンセリング恋愛ものがあります。
神父のようなヒーロー、聖母のようなヒロインが主人公の傷を癒し、支えてくれるジャンルの物語です。
そんな恋愛は現実では不可能。
最近読んだ心理学の本に、そう書いてありました。
私は彼に神父ヒーローを要求してしまった。
彼もまた成育家庭で強い痛みをもっている人物だったのに。
彼が初対面で私を救えたのは、彼も過去似たようなことで苦しんでいたからだった。
過去の痛みは、セラピー・ヒーリングで癒さなければならない。
疑似親的な愛情を、恋愛相手だけから求めるのでなく、恩師・先輩や上司にもらうのも
精神的に栄養になるようです。
親子間の愛と、男女間の愛は違う。
まだ私は人を愛するために色々と成長しなければならないと思います。
今は元彼の幸せも本心から望んでいます。
ありがとう。
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